双子、三つ子 新型コロナ感染中の自宅療養【看護師監修】

こんにちは!三つ子とお姉ちゃんの育児奮闘中、看護師ママのひろです。

この1週間、家族でコロナにかかり自宅療養していました。普段お世話になっている人にもコロナだとお世話になることができなかったり、控えたりもしました。普段大人が元気な状態でも4人の子どもと1日過ごすことは体力も気力も十分でないと持ちません。自分の体力が落ちている時に少ない大人の人数で子ども達の安全を守ることに毎日必死でした。                          今回の経験から普段からやっていて良かったこと、見直しが必要なことを振り返ってみました。乳幼児の三つ子を含む子どもが4人いる我が家の新型コロナ感染中の自宅療養中の過ごし方を記事にまとめました。

感染初期症状と対応

今回はいつもお世話をしてくれている祖父母の発熱から始まりました。翌日には夫が発熱、私も発熱はないけれど倦怠感、鼻水あり。その翌日には三つ子と上の子の4人のうち3人が発熱と一気に感染していきました。夫と上のお姉ちゃんは頭痛や嘔吐でしんんどそうな様子でしたが、三つ子は発熱もすぐに下がり、いつも通り元気な様子で過ごしました。医師の診察時に今は感染力は強いけれど、その分軽症で終わることが多いと聞きました。

新型コロナウイルス感染症の位置づけは、これまで、「新型インフルエンザ等感染症(いわゆる2類相当)」としていましたが、令和5年5月8日から「5類感染症」になりました。

(1)外出を控えることが推奨される期間
・特に発症後5日間が他人に感染させるリスクが高いことから、発症日を0日目(※1)として5日間は外出を控えること(※2)、
かつ、
・5日目に症状が続いていた場合は、熱が下がり、痰や喉の痛みなどの症状が軽快して24時間程度が経過するまでは、外出を控え様子を見ることが推奨されます。症状が重い場合は、医師に相談してください。
(※1)無症状の場合は検体採取日を0日目とします。
(※2)こうした期間にやむを得ず外出する場合でも、症状がないことを確認し、マスク着用等を徹底してください。

厚生労働省 新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応についてより

発熱の翌日から5日間、夫は自宅療養をしました。子どもたちも推奨期間を自宅療養しました。子ども達への処方は発熱だけの子には解熱剤のみ、鼻水の症状がある子には鼻水のお薬が出ました。水分は一気に飲むと嘔吐しやすいため、こまめに少しずつ取るように気を付けることを指導されました。医療者としては感染対策をしっかりしたいところでしたが、それより安全対策の方を優先しました。陽性者を別室にしてもお世話する人手が足りないので一緒の部屋で過ごしていました。

自宅療養の工夫 良かったこと

夫が発熱した日には寝室を分け、休息できるようにしましたが、翌日には発熱者続出で、育児を私一人でできるわけもなく、体調不良の中、夫にもできることはやってもらっていました。 

自宅療養中に良かったと思ったことは普段からお世話ができる人を増やしていたことです。                 義理両親、夫が育児ができない中、義理の姉と大学生の甥っ子くんにもお世話を手伝ってもらいましたが、ひとつひとつ教えなくてもできてとっても助かりました。甥っ子くんは夏休みで昼間の時間が空いていたので3人の子どもの受診にも付き添ってもらい大活躍でした。普段から義理の姉、甥っ子くんも定期的にお手伝いをしてもらっていたので、食事や夕方のお風呂、遊びの相手、寝かしつけなどスムーズに行ってもらえました。子どもたちも懐いていたので人見知りすることなく過ごせたことは良かったです。                                            今回、コロナの対応で一番初めにやったことは感染対策ではなく、人手の確保です。双子、三つ子のいるご家庭で一番困るのは日常のお世話をする大人が動けなくなることではないでしょうか。コロナだといつもきてもらっている訪問看護も使うことができませんでした。本当は夫婦でどうにかできればよいのですが、夫も体調不良になったので、お世話をしてもらえる人をどの時間帯に来てもらうと最低限に家が回るのかイメージしてスケジュールを組みました。

自宅療養の工夫 見直すこと

私がしまったなと思ったのは、体調不良時に1週間休める食事のストックがなく、すぐに切れてしまったことです。最近、子どもが食べる量も増えてきていたのですぐにストックがなくなってしまいました。買いにいくのがしんどかったので作っていました。ですが、ストックがあれば食事を作る時間をなくし座って休みたかったなと思います。                                    そして、もうひとつ見直ししたいと思ったのが、家のおもちゃ、モノの配置です。いつも自宅に帰って寝るまでの数時間はいつも人手を多くして過ごしていたので、見守ることができていたのですが、人手が少ない中、安全に過ごすためにはごみ箱の位置を変えたり、場所を変えたり、急遽対策を取ったりしました。1歳になった子ども達は色んな知恵がついてゲートを動かして移動しようとしたり、引き出しに手をかけて登ったりと自宅で過ごす時間が長いとどんどんできることが増えていきました。成長が嬉しい反面、このタイミングで模様替えも一苦労でした。同じおもちゃだと飽きてしまうので遊び方を変えたり、時間によっておもちゃを交換したり工夫が必要ですね。月齢に合わせておもちゃを変えていくことを検討するきっかけにもなりました。  

まとめ

子どもたちのお世話で良かったことは普段から私以外でも2.3人同時に食事の介助、お昼寝、遊び相手、寝かしつけができる状態だったことです。今回、甥っ子くんも食事を同時2人介助をやってくれていてビックリしました。普段からお世話になれてもらっているとイレギュラーなことが起こっても楽ですね。普段していることに少し負荷がかかるだけなので多少してもらう側の人にも余裕ができました。この子はゆっくり食べる、この子は立ち上がってしまうとわかっているのでどの二人を一緒に介助したらよいかもわかってくれていたので安心してお任せできました。                                 私は自分のことは自分でしなきゃと思って生きてきました。ですが、一人目の子どもが生まれた時に「私が倒れても子どもを守ってほしい。」という思いから私だけが知っていることをなくすようにしています。子どもの命を守るのに私と夫だけでも足りません。義理両親、身近な人が子ども達の日常のことを知っていることが安全につながると思っているので、これからも色んな人に普段から関わってもらって、どんな時も安全に子供たちが過ごせる環境を作っていきたいと思います。

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