こんにちは!三つ子とお姉ちゃんの育児中看護師ママのひろです!
多胎妊娠した経験者、看護師の視点からお伝えします。
不妊治療中の妊娠診断
不妊治療中は受精卵の移植後、12日前後に採血をすると、妊娠判定が可能ですが、双子なのかはわかりません。
双子、三つ子の妊娠は妊婦健診の超音波(エコー)検査で確認できますが、一卵性双胎か二卵性双胎によって判明時期が異なります。
二卵性双胎の診断時期
二卵性双胎の場合、2個の受精卵から発生しているため、2個の胎盤、2つの部屋を持つ2絨毛膜2羊膜双胎(DD双胎)となります。胎嚢(赤ちゃんが入っている袋)が2つあるため超音波(エコー)検査で確認できます。個人差はあるものの、妊娠5~6週あたりには2つの胎嚢、7〜8週頃には2人の胎児が確認できます。
一卵性双胎の診断時期
一卵性双胎の場合、膜性を3種類に分けることができます。
- 2絨毛膜2羊膜双胎(DD双胎):2個の胎盤、2つの部屋を持ちます。二卵性双胎の場合は全てDD双胎ですが、一卵性双胎の場合も受精卵が48時間以内に分裂するとDD双胎となることがあります。医師の重要としているのは、膜性診断の方がリスク管理に必要のため、一卵性二卵性かはあまり重視されていません。
- 1絨毛膜2羊膜双胎(MD双胎):1つの胎盤、2つの部屋を持ちます。
- 1絨毛膜1羊膜双胎(MM双胎):1つの胎盤、1つの部屋を持ちます(赤ちゃんが同じ膜に包まれ、胎盤も1つ)。
絨毛の数=胎盤の数、羊膜の数=胎児が成長する部屋の数になります。
一卵性双胎は分裂の時期によりタイプが異なり、二絨毛膜二羊膜が25%、一絨毛膜二羊膜が75%、一絨毛膜一羊膜が1%と、一絨毛膜二羊膜双胎(MD双胎)が最も多いと言われています。
2絨毛膜2羊膜双胎(DD双胎)の場合、二卵性双胎の判明時期と同様、胎嚢(赤ちゃんが入っている袋)が2つあるため超音波(エコー)検査で確認できます。個人差はあるものの、妊娠5~6週あたりには2つの胎嚢、7〜8週頃には2人の胎児が確認できます。
1絨毛膜2羊膜双胎(MD双胎)や1絨毛膜1羊膜双胎(MM双胎)の場合、胎嚢(赤ちゃんが入っている袋)が1つのため、目視で双子かどうかを確認できない場合があります。心拍が聞こえる6〜7週目以降から、心拍が1人分か2人分かで双子が判断できます。
筆者の場合は、5週目で胎嚢がふたつあり、双子の可能性を伝えられました。
6週目に心拍を確認すると、超音波エコー(経腟)で、1つの胎嚢の中に心拍を1つ、もう一つの胎嚢に心拍を2つ確認しました。
6週の時点では1絨毛膜1羊膜双胎(MM双胎)と1人のタイプかもしれないと一番高いリスクの妊娠タイプかもと言われていましたが、8週目で2絨毛膜3羊膜品胎と診断されました。
まとめ
自分がどのタイプであるかは、筆者のように早い段階では、膜が見えづらい場合があり、
遅くなると胎児が大きくなり膜が見えなくなるため、定期的に受診し確認することが必要です。
多胎妊娠は、妊娠と同時に色んなリスクの説明を受けて不安も大きくなります。
不安多いと思いますが、少しでも安心して無事に出産できるようにやれることをやっていきましょう。
土日や夜間などに異変を感じた時に、自分のことを知らない病院に、自分の状態を伝えられることが大切です。
まずは自分のタイプを知ること、パートナーと一緒にわかっておくことをお勧めします。
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