こんにちは!三つ子とお姉ちゃんの育児奮闘中、看護師ママのひろです。皆さん、シナジスという言葉はご存じですか?私は妊娠中に三つ子ママから聞いて初めて知りました。三つ子だと早産になるので、対象になることが多いです。産後の生活のイメージができるように記事にしました。
シナジスとは、効果【看護師監修】
シナジスは、RSウイルス感染による呼吸器感染症の重症化を抑制するための薬です。そのため、注射をしていても完全にRSウイルス感染症を予防することはできません。しかし、シナジスを注射しておけば、たとえRSウイルス感染症にかかったとしても重症化を防ぐことが期待できます。
RSウィルスとは?【看護師監修】
RSウイルスは、いわゆる「かぜ」の原因となるウイルスのひとつで、1歳までに半数以上、2歳までにほぼ全員が感染するといわれています1。
大人が感染した場合には、鼻かぜ程度で済むことが多いのですが、小さな子どもが感染すると重症化することがあります。
RSウイルス感染症の症状【看護師監修】
RSウイルスに感染すると、発熱や鼻水、せきなど「かぜ」のような症状が出ます。
重症化して炎症が下気道におよぶと、細気管支炎や肺炎になり、
- 呼吸が浅く、呼吸数が増える
- ゼイゼイ・ヒューヒューとした呼吸
- 鼻で息をするようになる
- 哺乳ができなくなる
このような症状になると入院に至ることもあります。
上の子も1歳を過ぎた頃にRSウィルスにかかり、入院したことがあります。
正期産で3500gで産んでいても、重症化することはあります。
なので、よりリスクの高い3つ子達に重症化しない何か予防が
受けられるということは安心のひとつになりました。
シナジスの対象【看護師監修】
私は三つ子を34週で出産したため古語も達は対象になりました。
- 在胎期間28週以下の早産で、12ヶ月齢以下の新生児および乳児
- 在胎期間29週~35週の早産で、6ヶ月齢以下の新生児および乳児
- 過去6ヶ月以内に気管支肺異形成症(BPD)の治療を受けた、24ヶ月齢以下の新生児、乳児および幼児
- 24ヶ月齢以下の血行動態に異常のある先天性心疾患(CHD)の新生児、乳児および幼児
- 24ヶ月齢以下の免疫不全を伴う新生児、乳児および幼児
- 24ヶ月齢以下のダウン症候群の新生児、乳児および幼児
シナジス注射のスケジュール【看護師監修】
- RSウイルスの流行初期から投与を開始。
- 効果を発揮するのに必要な体内のシナジスの量を維持するために、RSウイルスの流行期を通して、月1回の投与を繰り返す必要があります。
三つ子の場合は、8月の入院中から3月までシナジス注射をしました。体調不良で打つことが遅れ、月をまたいでしまうと受けれなくなるそうで、主治医も日程がずれても大丈夫なように月の最終にならないように配慮してくれていました。
医療費と公費負担制度【看護師監修】
シナジスは、健康保険の適用を受けているため、自己負担分は、乳幼児医療費助成制度により助成される場合がほとんどです。
ただし、保護者の所得額によっては、助成の対象外となることもありますので、詳細は各自治体所定の窓口などへおたずねください。
シナジス注射のための準備、受診【看護師監修】
私は主にママと実母、ママと義母の組み合わせで受診していたので、毎回次回の受診は誰が付き添いできるかの確認をしていました。車移動をしていないため、電車移動で受診していましたが、2駅くらいの距離でかまない時間帯だった、子どもたちも眠っていることが多かったのでストレスなく移動できました。
病院に到着すると、受付に保険証の提出など、できるだけ3人分まとめてすぐに出せるようにしていました。エレベーターでの移動は病院内では問題なく、診察待ちもできました。3人分の問診票の記入は前回にもらっていて、自宅で記入できたのでストレスはなかったです。問診票に前回に打った場所を記入しなければならないので、打った当日に次回の問診票を記入していました。 母子手帳にシナジスを打った場所を記入するところがあるので忘れていてもそこをみれば大丈夫です。シナジスの量を正確に決めるため、体重測定は毎回あります。着替えなどするのに人では2人は必要でした。
まとめ
退院後の生活の中で、毎月3人のシナジス注射のための受診は気合も準備もいることでした。
大変なことばかり書いてしまいましたが、受診の時にはGCUのスタッフさんに会えたり、出産時に授乳室で出会った双子ママさんと再会することができて楽しい時間でもありました。
移動中も色んな方に応援してもらえました。
参考になれば嬉しいです。
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